SysML v2研究会に関する説明会Q&A

2025年12月4日開催の「SysML v2研究会に関する説明会」にて、参加者から寄せられたご質問に対する回答です。

  質問 回答
Q1 成果物の権利関係とライセンスはどのようにするのですか? 現時点では、成果物の権利関係およびライセンスについて検討中です。
Q2  INCOSE AWG、JCOSE AWG、J-Auto-ISAC、JSAE、JASPARもそうなのですが、会社の設備を使ったり、勤務時間中に作業が発生すると思います。 その場合、上司からの承認が必要です。 その承認を得るにはこの研究会の活動の成果が会社、または会社の組織やある組織単位にとって何のメリットがあるのか?と通常聞かれると思います。SysML v2の状況がこの様な環境下でどの様なものがあるでしょうか?  メリットが有るかどうかは、個社の状況に依存するかと思います。この活動が役に立つと思われる場合には参加への説得材料となりますし、最初の成果物が出てから、その段階で検討することもありかと思います。あるいは、自社にメリットが有るようなテーマ・内容になるように働きかけるという選択肢もあるかと思います。現時点で各テーマおよびその詳細・成果物は確定事項ではありません。
Q3 AI時代に日本語訳いりますか?あまりハードルを感じていません。用語の対応は必要かもしれませんが 不要な状況・不要な方もいらっしゃるかと思いますが、個人的には、全体で見たときに、まだまだ需要はあるものと感じています。そのような活動に価値がないということであれば、そのテーマへの参加希望者は少ないと思いますので、活動自体が(少なくとも直近では)なくなるものと思います。
Q4 上司の承認を取るのに1ヶ月はかかりそうです。 また、上司が北米の方のためXmas休暇もあり、さらに時間かかります。 12/19は早すぎるかもしれません。 参加登録期限を12/26とします。参加登録は今後の活動を進めるかどうかの、参加希望者がどの程度いらっしゃるの判断をするためのタイミングと考えていますので、それ以降のタイミングで最終的な活動可否が決まることは問題ありません。参加希望者の状況を知りたい状況ですので、条件付きで立候補していただけると助かります。
Q5 こういった機会が得られるのは使う立場にとっては大変にありがたいです。現場で使っている人達の課題を産地直送(←ココ重要)で研究会に持ち込まれるはずですし、参加している現場の人達の新しい気付きに繋がります。SysML v2の自由度が高いということは、様々な現場アイデアを許容するところにも繋がりそう、と期待しています。日本語のベンダーの垣根を超えた用語統一は、日本人の生産性向上に大変貢献するように思えました。 コメントありがとうございました。ご期待に添えるような活動になればと思います。状況が許すようでしたら、ぜひご参加ください。
Q6 作成手順も含むサンプルモデルを作成するとなると、ツールに依存する部分も出てくるのではないでしょうか? 作成手順ではなく、「完成形に至るまでの考え方も含む」というが正確な説明です。現時点で、特定のツールを使うということは考えていません。
Q7 活動は、オンラインですか?オフラインですか? 各テーマごとに開催方法・開催頻度が決まるものと思います。現時点では、どちらかに限定はしません。
Q8 SysML v2 の活用という表現にものすごく違和感があります。SysML v2基盤言語なので、当然使われるものという認識です。 MBSEを行う場合に、そのモデルの表現方法として、SysML v2に限定されるものではないと理解しています。SysML v1のほか、ツールが提供する独自の表記方法も利用可能です。そのため、SysML v2はどのように活用できるのか、どのように活用すべきか、という情報を提供することは、価値のある活動の一つと思います。
Q9 INCOSE/JCOSE会員でなくても本研究会への参加は可能ですか 可能です。
Q10 SysML v2のソフトを利用することになると思いますが、配布されたりするのでしょうか? ソフトを利用することは必須の条件ではないと考えていますが、テーマの内容によっては、何らかのソフトがあると便利な状況はあるかもしれません。その場合にどうなるのか、は未定です。
Q11 成果物は、Creative Commonsにならないでしょうか? Q1をご参照ください。
Q12 JCOSEに参加していないかたも、参加できるのでしょうか?

Q9をご参照ください。

Q13 活動のValueを指定の成果物にしていいかな、と疑問に思っています。今日の時点、説明内容の「課題の認識」についてすで意見が割れる・賛否両論が出るような内容だと感じてますので、成果物は本当にJCOSEとして出力していいものになるでしょうか?まずは「参加者に議論の場を提供する」ということ自体が一先ず価値として十分なのでは、と感じています。その延長線で参加者が話し合った上で成果物を決めたほうが良いのでは、と個人的に思います。

(河野) おっしゃっている内容は確かにそのとおりであるとは思うので、JCOSEとしてそうするべきだという判断であれば、そのような議論の場を提供するのはありだと思います。

(JCOSE) 立派な成果物というのが、そんなにすぐに出て来なくても良いと思います。どのような議論がなされて、SysML v1, v2関連での課題感ですとか、そういったことを参加者の方々で共有するという成果を得るということは大事だと思います。