INCOSEとは

INCOSEとは「The International Council on Systems Engineering」の略称であり、非営利会員組織として1990年に設立されました。INCOSEは学際的なアプローチの実践応用と複雑なシステムの実現を可能とする方法を進展させることを目的とし、また、産業界、学際組織、政府機関における世界規模のSEの定義、理解、実践を進めているシステムエンジニアのための国際的な専門組織です。システムズエンジニアリング(SE)は理論的に構築されてきたものではありません。むしろ、その実践を繰り返すことで経験的に得られた知識であるベストプラクティスを集めたものです。こういった点からもINCOSEが通常の学術的な学会とは性質が異なるものであることが想像できます。

INCOSE(英語) : https://www.incose.org/ 

INCOSEの構成とチャプターについて

1990年以来、INCOSEは劇的に成長し、今日では世界中の産業界、学際組織、政府機関から、18,000名のメンバーが参加しています。メンバは68カ国から集まり、55のワーキンググループ、74のチャプターから構成されています。INCOSEの活動に積極的に取り組む120の企業がCorporate Advisory Boardメンバ(CAB)となっています。

メンバ 18,000名
Corporate Advisory Boardメンバ

120企業・団体

ワーキンググループ 55グループ
 チャプター 74支部
参加国 68カ国

(2020年12月現在)

INCOSEの主な活動

INCOSEの主な活動は以下にまとめられます。

  • シンポジウム(7月)
  • ワークショップ(1月)
  • 地域チャプターの会合
  • ローカルなカンファレンス
  • テクニカルワーキンググループ
  •  メーリングリストによる活動
  • INCOSE Systems Engineering Café (バーチャル)

シンポジウムは、INCOSEのメンバー以外も参加でき、例年800名から1000名程度が集まるものとなっています。ここでは、色々な事例や研究成果が発表されるだけではなく、同時にワーキンググループの活動などが行われています。ぜひご参加ください。

 

ワークショップは、INCOSEのメンバー以外も参加でき、ワーキンググループの活動が中心となっています。

 

そのほかにも地域のチャプターが独自に実施している会合やカンファレンス、またワーキンググループが独自に集まって実施している活動やメーリングリストを利用した活動が行われています。

 

INCOSEイベント(英語) : https://www.incose.org/events-and-news

INCOSEへの入会について

INCOSEの会員の種類には、通常会員と学生会員があります。

INCOSEへの入会に関しては以下のホームページをご参考の上、ご登録ください。

INCOSEメンバーシップ(英語) : https://www.incose.org/about-incose/incose-membership/membership-types

 

また、非会員であってもINCOSEシンポジウムには参加可能です。参加費に一年分の会員費が含まれています。ぜひご参加ください。

 

企業としての入会をお考えの際は、CAB(The Corporate Advisory Board)メンバーとしての登録も可能です。以下のホームページをご参照ください。

INCOSEのCABメンバー(英語) : https://www.incose.org/incose-member-resources/corporate-advisory-board